アイデアファネルバックログ
アイデアを流動的に保ちながら、バックログに優先順序を付け、重点的に取り組みましょう。
アイデアファネルバックログテンプレートについて
アイデアファネルバックログは、機能、バグ、技術的な作業、知識構築のリストに優先順位を付けるのに役立ちます。このリストの要素は、製品やサービスをより機能的にするために、識別し、更新し続ける必要があります。
アイデアファネルバックログは、ロードマップとバックログの両方として扱います。カンバンボードとバックログを組み合わせれば、短期または四半期の期日が迫ってきたときに、優先順位を付けるのに役立ちます。
プロダクトバックログと 5 日間のデザインスプリントのプロセスを別々に進めることもできますが、このテンプレートは、2 つの派生データをうまく組み合わせています。
アイデアファネルバックログの詳細については、引き続き以下をお読みください。
アイデアファネルバックログとは?
アイデアファネルバックログを使用することで、プロダクトマネージャーはアイデアプールをプロダクトバックログに変換して、計画中の機能の実装やユーザーストーリーにその情報を展開することができます。
プロダクトバックログは通常、以下に示す 3 層で構成されます。
ローリクエストとアイデア(カスタマーサポート、プロダクトオーナー、プロダクトチームから提供されたもの)
ユーザーストーリー(現在の製品戦略やリクエストの注目度に基づいて、プロダクト所有者がリクエストやアイデアを変換したもの)
計画段階のユーザーストーリー(カンバンボードに表示されるもの)
アイデアファネルバックログは、次のスプリントで優先すべき新しいアイデアを選択するのに役立ちます。このファネル構造は、大量のアイデアを、管理可能な関連性のあるストーリーや機能に変換して、活用させることを目指しています。
リアクティブなスプリント計画のサイクルや、タスク集中型の思考から抜け出すためのフレームワークを必要としているチームは、アイデアファネルバックログの恩恵を受けることができます。この構造により、チームは長期的な目標に集中し、アイデアバックログに取り組む際の予測可能性を得ることができます。
アイデアファネルバックログの活用方法
以下に示すような課題で助けを必要としているプロダクトチームは、アイデアファネルバックログの恩恵を受けることができます。
コストの維持:未検証のアイデアのキューの対応にはコストがかかることが多いため、プロダクトチームは定期的にバックログを整理して優先順位を付ける必要があります。
効果の高いタスクへの集中:アイデアに優先順位を付けることで、より効果が期待できるユーザーストーリーや機能開発に取り組み、埋もれてしますアイデアの数を最小限にできます。
イノベーションの加速:検証するアイデアと、キューの後ろにあるアイデアの潜在的な価値を維持することとのバランスを取り、キューに残していくアイデアのことも忘れません。
独自のアイデアファネルバックログを作成します
アイデアファネルバックログを作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードツールは、アイデアファネルバックログを作成し、共有するのに最適なキャンバスです。まずアイデアファネルバックログテンプレートを選択することから始めましょう。その後、以下の手順に従ってアイデアファネルバックログを作成します。
まず、バックログへのユーザーストーリーやプロダクト機能を追加することから始めます。ツールバーの [付箋] アイコンをクリックするか、キーボードの「N」を押してツールを有効にし、付箋を追加します。この最初のステップでは優先順位を気にする必要はありません。ここで重要なのは、必要に応じてチームの関連するアイデアをボードに追加することです。
各アイデアに対応期限を設けます。ユーザーストーリーやプロダクト機能のバックログを適切かつタイムリーに保つために、対応期限(例えば 3 ヶ月間)についてチームと合意します。期限内に優先順位が付かないアイデアは、時間の経過とともにリストから消えていきます。
「必ず対処する」タスクに優先順位を付けます。このデフォルトのテンプレートでは、タスクを「可能な範囲で対処する」、「対処する」、「必ず対処する」に分けて整理します。あなたのチームには、ユーザーストーリーや機能に対して独自の表記や区分を使用していますか?おそらく、「後で」、「すぐに」、「次に」、「今」などの表現を使用しているのでしょうか?テキストボックスの名前を好きなように変更しましょう。
緊急性と注目度が最も高いバックログアイテムはスプリント領域に追加します。ボードのスプリント領域に「必ず対処する」アイテムを追加し、「次に実行する」、「実行中」、「完了」の順に取り掛かります。スタイラス付きのタッチデバイスで Miro をお使いですか?もしそうなら、手書きのメモを付箋のテキストに変換したり、付箋の範囲に収まらないコンテキストのメモやシンボルを追加します。
急成長期にあっても、バックログの管理と優先順位付けを継続します。このファネルはアイデアの管理システムです。具体的で有用なフィードバック、優先順位付けされたプロダクト機能のアイデア、開発パイプライン向けにコミットされたプロダクトロードマップのアイテムを一元管理することで、チームの連携と意識の共有を維持します。
アジャイルボードテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, ミーティング, アジャイルワークフロー
好評のアジャイルフレームワークの一部であるアジャイルボードは、生産サイクル全般を通したタスクを同期させる視覚的なディスプレイです。アジャイルボードは、主にカンバンやスクラムなどのアジャイル開発手法に照らして使われますが、誰でもこのツールを利用できます。ソフトウェア開発者やプロジェクトマネージャーが活用するアジャイルボードは、柔軟で透明性があり、反復的にワークロードを管理するのに役立ちます。アジャイルテンプレートは、タスクやチームに合わせてカスタマイズできる付箋を Miro のレイアウトで簡単に始める方法です。
バング・フォー・ザ・バック テンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, プロジェクト管理
名前の通りです。このアジャイルフレームワークは、プロダクトマネージャーと開発チーム間のコラボレーションに力をつけることで、効率を最大限に高めることに尽きます。プロダクトマネージャーと開発チームが共にプロジェクトアジェンダにある各 To Do リストを確認し、コストやメリットの観点から評価することができます。そうすることで、費やしたコストに対しどれだけの利益を上げられるかという点に基づいてタスクに優先順位をつけることができます。このテンプレートは、次回のスプリントに取り組むための戦略的な計画を立てようとするチームや組織に最適です。
マンダラチャートテンプレート
活躍するシチュエーション:
計画, ブレインストーミング, 目標設定
マンダラチャートテンプレートを使って、目標達成のための計画を立てましょう。付箋に情報を記入することで目標達成に必要なすべての要素を視覚的に確認することができます。
プロジェクトステータスレポート用テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト計画, 戦略プランニング, プロジェクト管理
プロジェクトステータスレポートは、簡潔でタイムリーなドキュメントで、プロジェクトの関係者は何が、なぜ起きているかを把握し、情報を共有することができます。このドキュメントを作成し、チームメンバーを加え、タイムリーで適切なレポートを作成することもできます。プロジェクトステータスレポートでは、プロジェクト計画とプロジェクトの現状を比較することが理想的です。このレポートでは、問題が発生しても、目標を達成する方法を高レベルで追跡します。また、予算やガバナンスを管理する重役レベルのオーディエンスも読む可能性が高く、重要な問題に集中してレポートを作成するのに役立ちます。
HEART テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Project Management, User Experience
HEART フレームワークは、Happiness(幸福)、Engagement(エンゲージメント)、Adoption(採用)、Retention(継続)、Task Success(タスクの成功)の5つの要素から構成されています。これらはユーザー体験の柱であり、HEART フレームワークが主要な指標として採用されている理由です。Google の研究チームが開発したこのフレームワークは、大企業に対して、大規模なユーザー体験を正確に測定する方法を提供し、製品開発のライフサイクルを通じて参照することができます。HEART フレームワークは 5 つの指標を使用しますが、すべてのプロジェクトでその 5 つが必要なわけではありません。代わりに会社やプロジェクトに最も有効なものを選ぶことができます。
イベント計画用テンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, プロジェクト計画
製品発売、完全リモート会議、マイルストーンイベントを計画している場合でも、イベント計画用テンプレートは、視覚的なチェックリストとしての役割を果たし、その特別な日までに検討する必要がある詳細事項をすべてマッピングします。イベント計画用テンプレートは、イベントのクリエイティブで戦略的なビジョンが詳細事項に埋もれてしまわないようにする適応性の高い方法です。マーケティング計画からアジェンダ、ゲストへの軽食やみやげ品などさまざまなセクションをマッピングすることで、チームは、自分の業務にとって最も重要な内容に集中し、複数部門間にまたがる作業が生じた場合は、必要に応じてコラボレーションすることができます。