バング・フォー・ザ・バック テンプレート
アジャイルワークフローの作業の一部として、重要なプロセスやフローなどに優先順位をつける際に、このテンプレートが役に立ちます。
バング・フォー・ザ・バックテンプレートについて
バング・フォー・ザ・バックとは
バング・フォー・ザ・バックは、プロダクトマネージャーと開発チーム間のコラボレーションを促進する戦略です。その目的は、バックログアイテムを優先順位付けすることです。バング・フォー・ザ・バックモデルがあれば、やるべきことの優先順位付けをせずにアジェンダをこなしていくのではなく、さまざまなタスクに伴うコストやメリットを特定する力がつきます。その上で、タスクから得られる「バング・フォー・ザ・バックス」に基づいて各タスクにスコアを割り当てることができます。スコアがあれば、完了できる順序に基づいてタスクを整理することができます。最終的に、コストや価値に応じて各タスクをグラフ化し、To Do リストの項目にチェック印をつけられます。
バング・フォー・ザ・バック テンプレートが活躍するケース
スプリントのワークフローを続けるチームは、バング・フォー・ザ・バック テンプレートを活用して、次期スプリントのタスクに優先順位付けを行うことができます。チームは全体で、プロダクトマネージャーからのインプットを受けてタスクに正しい価値がつけられていることを確認した上で、さまざまなタスクの価値を判断することができます。
バング・フォー・ザ・バックテンプレートの機能
バング・フォー・ザ・バック モデルはグラフで構成されており、y 軸はアイテムの価値、x 軸はそのコストを表します。各軸がフィボナッチ数として整理されています。バックログのタスクを書き出します。チームメイトと一緒に各アイテムがグラフのどこに属するか話し合います。プロダクトマネージャーの仕事は、タスクの価値に焦点を当てることですが、開発チームはタスクのコストに焦点を合わせる必要があります。さまざまな関係者がいることで、タスクを複数の視点から眺めることができます。グラフが完了したら、グラフ化されたアイテムを時計回りに巡って、効率を最大化することができます。
バング・フォー・バック戦略を活用するメリット
バング・フォー・ザ・バックは、開発チームがプロダクト管理チームとコラボレーションするためによく使われる方法です。短期タスクと長期タスクに優先順位付けするために、さまざまな規模の組織が利用しています。バング・フォー・ザ・バック戦略は無限大に適応できるため、To Do リストをさまざまな観点から考え、効率を高め、生産的に作業し、インパクトを視覚化するのに役立ちます。
バング・フォー・ザ・バック テンプレートの活用方法
チームメンバーは、今後行うスプリントでのタスクを表す付箋を作成することができます。メモを色分けして、どのタスクが誰の担当なのかを簡単に把握できます。ボード上でコラボレーションするチームメンバーを招待し、@メンション機能やビデオチャットを使用してアイテムについて詳しく話し合います。ボードに加えられた変更は、リアルタイムで確認できます。
「バング・フォー・ザ・バック」が活躍する部門を教えてください。
スプリントのワークフローを導入しているチームであれば、バング・フォー・ザ・バック テンプレートを使用して、次のスプリントのタスクの優先順位を決めることができます。チーム内でタスクを決定し、プロダクトマネージャーがより効果的なリソースの配分をする時に役立つテンプレートです。
ユーザーインタビュー用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management
ユーザーインタビューとは、リサーチャーがユーザーにトピックに関する質問をする UX リサーチの手法です。これにより、チームはユーザーデータを素早く簡単に収集し、ユーザーに関する詳細情報を把握することができます。一般的に、組織はユーザーインタビューを実施して背景データを収集し、テクノロジーの利用方法の理解、ユーザーの製品との関わり方のスナップショット作成、ユーザーの目標やモチベーションの理解、またユーザーのペインポイントの特定などに役立てます。このテンプレートを使用して、インタビュー中にメモを記録し、ペルソナの作成に必要なデータを収集します。
クネビンフレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 意思決定, 優先順位付け
企業は、多岐にわたる複雑な課題に直面します。時には、こうした課題があると、意思決定者がどこから始めればよいか、どのような質問をすればよいか判断に迷うことになります。クネビンフレームワークは、1999 年に IBM のデイブ・スノーデンが開発したもので、その課題を見極め、適切な対応を見出すのに役立ちます。多くの組織は、このパワフルで柔軟なフレームワークを使用して、製品開発、マーケティング計画、組織戦略時、または危機に直面した場合に役立てます。またこのテンプレートは、そのようなイベントにどう対応するかについて新規採用者に研修を行うのにも最適です。
関係者分析テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理, 戦略プランニング, プロジェクト計画
関係者の管理は、プロジェクトを期限内に納め、期待に応えるために不可欠です。ここでは関係者分析を活用する方法をご紹介します。関係者分析を活用することで、プログラムやプロセスに利害関係を持つ個人、グループ、組織を特定することで、期待に応え、プロジェクトを期限内に完了させることができます。関係者分析では通常、プロジェクトに対する影響力に基づいて関係者の優先順位を決め、プロジェクト期間中の彼らとのコミュニケーション方針を最適化します。
インパクト(影響度) / エフォート(労力)マトリクス
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理, 戦略プランニング, 優先順位付け
成長中の組織では、非常に多くの To Do を抱えており、たったの 1 日(あるいは大きなローンチ前の数週間だけ)でそのすべてをこなさなければいけないことがあります。そこで登場するのがインパクトエフォートマトリクスです。これは、タスクに優先順位を付け、実行すべき価値のあるタスクを正確に把握するための簡単な視覚的ガイドを提供します。インパクトエフォートマトリクステンプレートを使えば、タスクを次の 4 つのカテゴリーに整理することができます。労力の少ないクイックウィン、長期的な効果が期待できるが労力を要するプロジェクト、労力は少ないが効果の低いフィルイン、時間がかかるが効果も少ないタイムウェイスターです。
ウォードリーマッピングキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Strategic Planning, Mapping
ウォードリーマップは、事業活動の環境を表します。これは、バリューチェーン(ユーザーのニーズを満たすために必要な活動)で構成されており、時間の経過とともに進化する個々の活動に基づいてグラフ化しています。 Y 軸にバリューチェーン構成要素を、x 軸に商品を配置します。ウォードリーマップを使用して、環境に関する共通認識を理解し、利用できる戦略的な選択肢を発見しましょう。事業環境について、チーム、新規採用者、関係者に簡単に情報を伝えることができます。
アイデアファネルバックログ
活躍するシチュエーション:
Design, Brainstorming, Agile Workflows
アイデアファネルバックログは、バックログを視覚化し、上流に停滞するバックログの数を限定します。これにより、不要な会議や業務上のオーバーヘッドを発生させることなく、リスト上の項目に優先順位を付けることができます。アイデアファネルバックログを使用するには、ファネルを各フェーズに分けるか、ロードマップのように扱います。アイデアファネルバックログは、ロードマップとバックログを 1 つの分かりやすいハイブリッド モデルにして使用します。